文化を知ってもらいたいから!
言葉の勉強にもなるし! そう、これが常套句だというのは分かっていたんだけど。 断りきれず、行ってしまった。 むかーし、アメリカでホームステイしたときも、 これでバイブルスタディーに行ってしまったのよ。 ということで、今日は例の日系宗教の集会にお邪魔してきました。 まあ、面白かったです。社会勉強になりました。 せっかくだから、レポートします。 集会に集まったのは、120人くらい。非日系人が70%くらい。人種は様々。 イスをぎっちり詰めて、さらに立ち見、床に座る人含めて、この人数がぎりぎり入るくらいの会場。なので、すごい熱気、っていうか空気が悪い。 会場の正面には、ご本尊様がドーンとある。 まず、テープにあわせて皆で題目を唱える。 お経が書いてあるカンペを渡されたので、一応一緒に唱えてみたのだけど、熱気と音で、頭がクラクラしてきた…。 挨拶の後、年末にあったイベントを、録画したものをDVDで観る。いろんなダンスや、組み体操の映像なのだが、なぜかばーちゃんたちがラジオ体操をやっているシーンもあった。そして、映像はいつの間にか、「先生」が世界各国を訪問しているシーンへ。日本語の歌にのせて、先生と奥様が映し出される。先生が手を振ったり、おどけて見せる映像で、会場は盛り上がる。アイドルみたいだ。全部で20分くらいだったかな?このDVDはR$10で売っているそうだ。ばーちゃんは「欲しい!」と言っていた。 ちなみにこの日の集会も、ずっとビデオに撮られていた。 これも、次のDVDに入るのかもしれない。 その後は、各部門の責任者の紹介やらがあり、何人かが前で話をした。やっぱり盛り上がっていた。話は長いし、よく分かんないし、盛り上がる度に会場がわんわん反響するので、わたくし疲れました…。そして最後に、皆で歌を歌った。ポルトガル語の歌で、その時には、前に6人ぐらい青年が出てきて、踊っていた。踊るっていうか…。失礼だけど、昔日本を騒がせた某教団の選挙キャンペーンを連想してしまった。 で、終わった。 面白かったのは、ノリは基本的にラテンなのに、ところどころに、ある種日本的なものが入っていること。例えば、なぜか「はい」は、いつも日本語なのだ。 人が前で話す時も、まず "Boa tarde!" "Boa tarde!" (「こんにちは!」「こんにちは!」) "Tudo bem?" "ハイ!" (「おげんきですか?」「はい!」) のやり取りで始まる。 "Tá bom?" (「いいですか?」) の返事も、 "ハイ!" "Não é?" (「そうでしょう?」) の返事も "ハイ!" なのね。 ここらへん、もっと観察してみたい気もするけど、 やっぱり次回は遠慮しておこう…と思った。 別にこの宗教団体に限らず、わたくし、やっぱりこういうのは苦手です。 #
by comobr
| 2006-01-10 02:36
| puxa vida!
ブラジルの子供って、ませてる。
日本で、髪の毛を染めたり、ピアスをしている子供は、 「あ〜、親がヤンキーなのね。気の毒…」 くらいの印象だけど(失礼)、 ブラジルでは、女の子は、小さい頃からピアスや、マニキュアしてもらったり、お化粧してもらったりしている。日本のような「子供は子供らしい格好を」というのはあまり無い気がする。貧しい子供でも、女の子か男の子か分からないことって、ほとんどない。 男の子も同じで、日系人の知りあいの家に6歳くらいの子がいるんだけど、新年のパーティーの時は、髪の毛をジェルで固めて、お父さんの香水を付けてもらって、嬉しそうだった。ケンちゃん、見た目は日本人だけど、こうやってブラジレイロになっていくのね。 で、大人はというと、久しぶりに会った友達(夫、子持ちで33歳)は、豊胸手術をしたそうだ。日本の感覚でいくと、「夫も子供もいるのに、なんで今?」じゃない?それを他のブラジル人の友人に言ったら、 「男のためにやるんじゃなくて、自分のためにやるんだから、結婚してるとか子供がいるとかは関係ないの」 と言っていた。 「あと、男をゲットするのも大切だけど、ゲットしたのをずっと惹きつけとくのも大切だからね」 とも言っていた。 ふぅーん。 日本人の男性は、奥さんが豊胸手術したら嬉しいかなあ? 他にも、ほくろをとったりなんだり。 日本で一生懸命稼いで来たお金でそんなことせんでも… という気がしないでもないけど、彼女にとっては、価値ある買い物なんだろうね〜。一生ものだしね、多分。 いくつになっても、セクシーであることが、重要な世界のようです。 わたくし? 私は、母に「知性で勝負しろ」と言われて育ちましたからあ。 ふーんだ。 #
by comobr
| 2006-01-08 22:46
| puxa vida!
こういうのは、メモっておかないと忘れてしまう…。
ブラジル日系社会には「コロニア語」というのがあります。 一般的に、日本の各地方言やポルトガル語の影響を受けた日本語のことを言います。 今ステイしている家は日系ファミリーなんだけど、一世のばあちゃんの日本語は、ポ語の干渉がかなり激しいです。ポ語が分かるつもりの私にも、時々分からないことが…。 例えば、こんなことを言います。 1)トーマバーニョしてください 2)カフェしましょ 3)タクシーつかんで帰ってくるから 4)オニブスペガして… 5)パラグアイはブラジルよりまだ文化が低いから 6)野菜、買う時はモンチで買うから わかります? 意味はこれ。 1)シャワーを浴びて下さい 2)朝ご飯を食べましょう(「お茶しましょう」のときもある) 3)タクシー拾って帰ってくるから 4)バスにのって… 5)パラグアイはブラジルより更に文化の程度が低いから 6)野菜、買う時は山のように買うから 五秒ぐらい考えて、分かるときもあるし、わからないときもある。 そんなばーちゃんも、日本に里帰りしたときは、日本語に外来語が沢山入っているのを聞いてショックを受けたらしい。 「お店でね、ヘシーボのことをね、なんか英語で言ったのよ。で、私わかんなくって、え〜?って言ったら、見せてきたの。もう、何この子、日本語分かんないのかなって思った!!」 と、憤慨していました。 多分レシートのことだったんだと思うんだけど。 ばーちゃんも「ヘシーボ」っていってるじゃん、 とは突っ込めなかった。 #
by comobr
| 2006-01-06 22:52
| português
ブラジルはカトリックの国。
なんだけど、他にもいろんな宗教がある。 私がブラジルに来て、初めにステイしていたところはプロテスタント系で、今のところは、仏教系。どちらもすごい信仰熱心。前のところは、金曜日の日没以降は仕事をしてはいけないという決まりがあったし、今のところは、朝から家族全員、大音量で読経している。こういうところを転々とするというのも、結構貴重な経験かもしれないけどさあ。 ということで、ここに越してきてから、今まで散々聴いたフレーズ、 Vamos fazer oração. が、 Vamos fazer 勤行(ごんぎょう). に変わりました。 どっちも「お祈りしましょう」という意味だけど、 今の家の宗教は日本から入ったものなので、「勤行」とか「ご本尊」とかは日本語のまま。 ブラジル人が流ちょう(大音声&早口)に読経する様子というのは、結構おもしろいけど、狭い部屋に20人も30人も集まってそれが始まると、信者でない私にとっては「トリック」の世界です。しかも、朝から軽く2〜3時間やっている日もあるし…。健康にいいかもね。 クリスマスを一緒に過ごした友人の家はめちゃくちゃで、ベッドルームの片側には仏壇、反対側にはキリストの像やら聖書やら謎の石らがならべてあり、その間には、スピリットに関する本が沢山置いてあった。そして、私達が寝ている時間に、お母さんがお祈りをしに来ていた。 その友人は沖縄系ブラジル人なんだけど、クリスマスの日は、親戚が集まって、一緒にご飯を食べた。そこで彼女が「クリスマスプレゼント」として、親戚のおばちゃん達にあげていたのが、しめ縄風のリース(?)。日本で買ってきたものらしい。これを貰って、親戚一同は喜んでいたけど、すぐに私に色々聞いてきた。 これはどこにどうやって飾るのか? 使い終わったあとは、燃やすのか?捨てていいのか? この文字はなんだ?意味は? みんな、超真剣。 うっ。知らないんだけど…と思いながら、 「私の意見では、これは宗教的なものというよりは、飾りだから、お正月に好きなように飾って、あとはしまっておいてまた次の年飾ったら良いんじゃないかな…」 と言ってみた。 でもちょっと心配になって、あとで友人にこっそり 「ねえ、あれどこで買ったの?シリアスなやつ?」 と聞いたら、 「あー、あれは100円ショップで買ったの」 だって。 なーんだ。私の解答、大正解だったんじゃん。 #
by comobr
| 2006-01-04 05:52
| puxa vida!
年越しは何をしていましたか?
私は…勤行(ごんぎょう)してました。 勤行というのは、お経をあげることで、 今のホストファミリーにそういう習慣があって…。 ま、いいや。 初詣出のちょっと変わったスタイル、ということで。 で、勤行が終わったあとは、 Feliz Ano Novo! (明けましておめでとう) Tudo de Bom!(良いことが沢山ありますように) といって、みんなでハグ&頬にキス、を繰り返しました。 沢山花火が上がって、きれいでした。 あ、そうそう、でも日系人の家なんで、年越しそばも食べました。 元旦には、お雑煮も食べました。シュハスコもやったけど。 そんなこんなで、2006年。 みなさま、本年もよろしくおねがいします。 #
by comobr
| 2006-01-02 21:01
| puxa vida!
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